出生前診断

クアトロテストを受けた話。出生前診断、やりますか?やりませんか?

胎児の遺伝子異常を事前に知りたいか、知りたくないか?

1人目妊娠中のお話です。

治療中で読みたくない、という方はスルーしてくださいね。

ただ、今回の記事の出生前検査に関しては、受ける検査にもよりますが、検査できる期間が限られているため、妊娠して比較的すぐ、10週くらいの段階で受けるかどうかを決め、病院への予約などをする必要があります。

陽性判定を受けて心拍確認できるのが6週くらいですから、妊娠してからどうするか考える、とするとあまり時間がないので、出生前診断を受けるかどうか、受けるとすればどの検査を受けるか、という考えはある程度妊活中に固めておいた方がいいと思います。

わたしは妊娠前から、出生前検査を受けようと思っていました。

妊娠がわかったのがすでに36歳の時でしたし、わかることはなるべくハッキリさせておきたい性格だし…。

高齢になるほど障害の可能性も高くなるという知識もあったので、その心配をしながら出産までの時間を過ごすのは耐えられない、とも思いました。

1人目妊娠中の5年前は、まだ新型出生前診断は国内では行なっているところがなかったので、この時点で実施していた「クアトロテスト」を受けることにしたんです。

(2人目妊娠中には、新型出生前診断がスタートしていたので、こちらを受けました。今後、そのことも2人目治療の振り返り日記でご紹介していきたいと思います。)

クアトロテスト(母体血清マーカー検査)とは
妊婦の血液中に含まれる4種類の成分を測定し、胎児がダウン症(21トリソミー)、18トリソミー、開放性神経管欠損症である確率を予測して、基準となる確率(カットオフ値)をもとに、羊水検査などの確定診断検査の実施を考慮するためのスクリーニング検査。

※検査の精度…1999年から2004年までの調査結果では、ダウン症候群の検出率は87%。同様に、18トリソミーの検出率は77%、開放性神経管奇形の検出率は83%。〔ちなみに新型出生前診断(NIPT)の検査精度は99%とされる〕

検査推奨時期
妊娠15週~16週頃(21週6日までは検査が可能だが、クアトロテストの結果をみてから羊水検査を実施するため、妊娠16週頃までに検査を受けることが望ましいとされる)

クアトロテストについてさらに詳しくは、こちら(検査を実施している「ラボコープ」HP)

クアトロテストを希望したら、医師の態度が…

ただ、10週くらいの診察で、出生前診断を受けたいと出産予定の産科クリニックで話した時の先生の態度が、え?って感じでした。

TAMIKO
TAMIKO
出生前検査を受けたいんですけど…
医者
医者
(急に顔が厳しくなり)「出生前検査って、どういう検査のことを言ってるの?」
TAMIKO
TAMIKO
血液検査で確率がわかるっていう…
医者
医者
赤ちゃんには影響の無い検査の方ね。じゃあ、これに説明が書いてあるから、よく読んでご主人とも相談して、納得した上で同意書を書いてきて。
この検査でわかるのは、確率だけだからね?結果によってはむやみに不安をあおることにもなるから。

おそらく、羊水検査を希望していると思われたんでしょうか…。羊水検査は子宮内に直接針を刺して羊水を抜き取って検査するため、その後の子宮収縮などを誘発し、1/300の流産の確率があるとも言われています。

だからって急になんであんなに恐い態度になるわけ?どんな検査かなんて事前にネットで調べまくったから十分理解してるし!

なんて思いながら、看護士さんにその話をしてみると、こちらのクリニックの先生は、出生前検査に否定的というか、どんな赤ちゃんでも授かったのだから、受け入れて育ててほしいって方針なんだそうです。

だから、妊婦の年齢に関わらず、先生から出生前検査の話はしないのだとか。

クリニックによっては、35歳以上の妊婦さんには必ず出生前診断を提案するというところもあるそうです。

う~ん…。わたしは病院の方針に関わらず、希望する検査を受ける自由は産む側にあると思うんですよね。

もしかして、35歳以上の方で、そういう検査の存在を知らない方がいて(あんまりいないかもしれないけど)、後から何で教えてくれなかったの~!ってなことにはならないんだろうか。

最低でも、説明責任はあると思うのです。


育てるのは、あくまでもわたしたち夫婦

どんな障害を持っていたって、せっかく授かった大切な命です。育てるべき、というのはかなり真っ当な正論だと思います。

でも!でもね!

育てるのは先生じゃない。わたしたち夫婦なんですよ!

わたしは自慢じゃないですが、全然立派な人間じゃありません。あの、ダウン症の方とかを差別するとか、命の選別とかじゃなくて…。批判を覚悟で書きますが、わたしが母として、人間として未熟なのかな。とにかく無理だというのが正直な気持ちで。どんな子でも受け入れるなんて、できないなと思いました。

経済的な負担、精神的に耐えられるかやっと授かった子だからこそ、障害の無い健康な体で産まれてきてほしいと考えるのは、そんなに特殊なことなの?

夫とも、検査を受けるかどうかはよく話し合いました。

夫は、できれば検査はしてほしくないという考え。

夫
確率が高かったら、羊水検査をするのか?羊水検査で流産になるリスクもある。もしかしたら、健康な子を検査のせいで失うかもしれない。そうなったら後悔しないの?
TAMIKO
TAMIKO
わたしは心配性だし、ずっとモヤモヤしながら過ごすのは胎教にも悪い、羊水検査はまだどうするかわからないけど、クアトロテストだけはとにかくしたいの!

何日もかけて話し合ったけど、結局、夫が話し合いに疲れて、わからなくなってしまったみたいで、「もう判断は任せるよ」と言ってくれたので、クアトロテストを受けることにさせてもらいました。


クアトロテストの検査と結果は…

検査当日の15w1dで採血を行いました。血液を採取するだけなので、あっという間に終わりました。ちなみに、お値段は18,000円(自費)。

結果が出るまで約2週間。なんとも落ち着かない気持ちで過ごしました。

この時点で妊娠報告をしていたのは、わたしの両親のみ。夫の両親にも伝えられませんでした。検査の結果が出るまでは、この先どうなるかわからない、と不安だったんです。

そしていよいよ、結果を聞きに行く日。17w1dの検診で、結果を知らせてもらいました。

気になる結果は…

ダウン症(21トリソミー)のリスク→1/2800
エドワード症候群(18トリソミー)のリスク→1/23000
神経管形成異常(NTD)のリスク→1.315MoM(陰性)

どの遺伝子異常についても、あまり高くない確率の結果でした。診察前、めちゃくちゃ緊張したけど、安心した~!

先生からは「でも、可能性がゼロってことじゃないからね」って念押しされたけど…。

確かに、この検査は確定診断ではなく、あくまでも確率のみを算出する検査なので、これでさらにモヤモヤしてしまう、という方もいると思います。

わたしは分母が2桁くらいで高い確率が出れば、確定診断のために羊水検査をしようと考えていましたが、この結果を受けて羊水検査を受けるのはやめて、このまま出産を迎えることにしました。

ただ、注意したいのは、このテストは妊婦の年齢も確率の要素として計算されるため、年齢が高いほど結果の確率が高くなる傾向があるということです。

(※画像引用:兵庫医科大学HPより)

35歳前後であれば、ある程度無難な数値が出るようですが、40歳を超える年齢の場合は、検査を受けても陽性になりやすいそうです。その場合は新型出生前診断を選択した方がよいかもしれません。(わたしが実際に検査を受けた5年前とは違い、今は「新型出生前診断」を受けられる施設が全国各地にもありますので、クアトロテストを選ぶ方は少ないかもしれませんが…。)

治療をがんばっている方が読むと不快かもしれませんが、もしクアトロテストで高い確率の結果が出て、その後の羊水検査でも陽性で障害があることが確定したら、お腹の赤ちゃんは諦めるつもりでいました。

ただ、実際に検査結果で高い数値が出ていたら、どうしていたのかはわかりません。羊水検査には夫も否定的だったので…。すでに「新型出生前診断」を受けることが可能だったら、こんなに悩まずに済んだのかな、とも思ったりしました。

もちろん、出生前診断を受けない、という決断をする方も多いと思います。このテーマはいろいろな問題がからんで、なかなか単純にこれが正解!ともいえないのですが…。わたしの場合の体験談をご紹介しました。

これから出生前診断を考えている方の参考になれば幸いです。

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  1. […] 第一子妊娠時にクアトロテストを受けた記事でも書きましたが、こういった検査を受けるか受けないかは、妊娠が判明してすぐ、かなり早い段階で決める必要があるので、自分はどうするか、どうしたいかということは妊活中にある程度決めておいていいと思います。 […]

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